営業スキル実践講座&MRお悩み相談BARでお馴染み佐藤龍太郎さん登場!
ミクスOnline TV 第4回 MRお悩み相談BAR出張編「訪問数の考え方って?教えて、マスター!」
動画はyoutubeにリンクしています
★今月のお悩み★
「訪問規制が強化される中で、会社が求める一日に面会するドクター数を達成できずにあせっています。訪問数についてどう考えればいいでしょうか?(45歳・男性)」
解説・佐藤龍太郎
このお悩みは、甘口、辛口、みそ味、どれでいく?
キャスター・望月
MRさんには辛口でお願いします!
◎120%の法則!を肝に銘じよ
解説・佐藤龍太郎
120%の法則というのがあるんだけれど、100%のために努力しても普通100%までいかないですよね。95%とか97%で終わってしまう。
訪問回数も1日7回が限度であるならば、1日9回まわるつもりで訪問計画と訪問ルート、会えない可能性もあるので、そのときついで訪問をどうするか?
自分の成長を考えたときに、“7人に会え”と言われて、7人に会って成長できるのかということです。
なぜ、7人に会うのか?先生は、MRに会うことで何かプラスになっているのか?ということです。
極端な話、MRさんが訪問しなくても医療は回っている可能性があります。その中ででも、MRさんが訪問したときに少なくとも先生にとってメリットになるのはどこなのか。原点を考えなければいけないし、そのためにいま何が自分に足りていないのか考えないといけないし。
それを会社から行けと言われているから行っているだけでは・・・う~ん、ガキの使いじゃあるまいし!!
◎サイエンスの目で安全性情報収集を!
キャスター・望月
そうすると、安全性情報のところで、MRさんがどう活動するということが重要ですかねぇ。
解説・佐藤龍太郎
うーーーん。そこしかドクター、薬剤師に勝てる武器はないんじゃないですか、本来的に言うならば!
継続研修で疾患と治療、診断、薬物療法、それぞれの薬剤について位置づけは勉強していますが、ここは、ドクターが一番強いところですよね。それで、毎日実践しているところですよね。
ここをいくら勉強してもドクターに勝てるわけはない!何か言ったら、“お前、偉そうに!ばかやろう!”と言われるのが関の山ですよね。
ならば、彼らが一番弱いところ、わかっていないところはどこなのか、考えるべきですよね。サイエンスの目で薬剤をどう使ったらいいか考えるべきだし、薬剤によっても効く患者さんと効かない患者さんがいらっしゃる。では、なぜ効かない患者さんがいらっしゃるのか?と。そこをやっぱり、MRさんはサイエンスの目をもって、現場を回ってそれを話題にすべきですよね。
キャスター・望月
そこの現場の情報を収集してこそ、MRさんだと。
解説・佐藤龍太郎
その通り。安全性報告はありますが、先生自らが報告するケースは少ないですよね。だとしたら、副作用は黙っていたら集まらないということですよね。効かない症例も集まってこないということですよ。
本来先生方が一番ほしい情報は、例えば非常によい薬であっても効かない患者さんがいると。これは、どういう患者さんのパターンかと。
キャスター・望月
望月:そういうことを考えるMRさんであれば、訪問規制があってもドクターは会ってあげようとなりますよね。
解説・佐藤龍太郎
そうそう。医療は待ってくれませんから。いまできることで、サイエンスとしてMRさんが何を提供できるかを考えると。
・・・ちょっと偉そうな話になっちゃいましたけど(笑)ごめんなさい。
マスターからひと言!
会社を考えると強制感、やらされ感が出てくる。自分はMRとしてこうしたいということを自分の目標に。自分の目標をクリアできれば、会社の目標もクリアできる!
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