アッヴィ 3剤配合経口C肝治療薬が優先審査に
公開日時 2015/04/20 03:51
アッヴィは4月17日、2月に日本で承認申請したと発表していたインターフェロンやリバビリンを使用しない3剤配合経口剤のC型慢性肝炎治療薬について、厚労省から優先審査指定を受けたことを明らかにした。治験では、インターフェロン治療の対象となる肝硬変を発症していない高ウイルス量(10万IU/mL以上)が検出された未治療のゲノタイプ1b型日本人成人患者群では、主要評価項目である投与終了後12週目のウイルス学的著効率(SVR12)が95%に達した。
優先審査は、適応疾病の重篤性と医療上の有用性を総合的に評価して指定の可否が判断される。優先審査品目は、申請から平均8~9カ月で承認されており、年内承認の可能性もある。
同剤はombitasvir(25mg)、paritaprevir(150mg)、ritonavir(100mg)を配合する製剤で、1日1回、12週投与する。