帝人 睡眠支援サービス開始 ウェアラブル端末と連携 睡眠分析データ販売も
公開日時 2015/03/18 03:51
帝人は3月18日から、一般向けに睡眠支援サービスを順次スタートさせる。18日はウェブサイト( http://www.sleepstyles.jp/ )をオープン、睡眠に関するQ&Aや著名人のインタビューなどの情報提供を開始。4月以降には睡眠記録アプリの配信する予定で、この中でウェアラブル端末に対応したアプリも提供するとしている。同社は、これらで集まったデータを専門家によって分析、加工し、企業や健保組合などに販売する。
IT・通信業界において、ウェアラブル端末などを用いたヘルスケア産業への参入が相次いでる中、帝人は、国民の5人に1人は睡眠に何らかの問題を抱えているという潜在市場の大きさと関心の高さから睡眠領域に着目。サービス名は「Sleep Styles」で、一般向けアプリの課金やサイトでの広告収入のほか、眠りのパターンなどを分析・加工したデータの販売などで収益化を狙う。現時点では想定する事業規模や今後の事業計画など詳細は明かしていない。
この事業は、グループ企業が持つ、睡眠時無呼吸症候群の医療機器の取り扱いで培った経験と、コミュニティサイト運営などのIT事業経験を融合し、新たな事業として立ち上げるもの。中期経営計画で、グループ内事情の「複合化と融合によるソリューション提供」により事業化を図る「発展戦略」として位置付けられている。