OAB市場 泌尿器科受診の3人に1人 ベタニス使用
公開日時 2015/02/28 00:00
トビエースなど過去4年以内の新薬相次ぎシェア増加世代交代の様相膀胱の不随意収縮による尿意切迫感を基盤に頻尿や切迫性尿失禁といった症状が発現する過活動膀胱(以下:OAB)は、過去10年強で確立した新たな疾患概念である。薬物治療では頻尿・尿失禁用薬がそのまま用いられてきなかで、2006年に排尿を促進する副交感神経興奮に関与するアセチルコリンの働きを抑制する抗コリン薬のソリフェナシン(製品名ベシケア)とトルテロジン(同デトルシトール)が初めてOABの適応で承認を受けた。そして、これを契機にOABを適応とする新薬や適応追加が相次いだ。最近では、11年に交感神経のβ3受容体を刺激することで副交感神経興奮を抑える新規作用機序のβ3受容体作動薬としてミラベグロン(同ベタニス)が登場。さらに抗コリン薬の新薬...