OAB治療薬 抗コリン薬からβ3作動薬に世代交代
ベオーバ、限定出荷中も月1~3万人獲得 安全性や使い勝手に期待
公開日時 2023/02/01 00:00
過活動膀胱(OAB)治療薬は、ベシケア(一般名:ソリフェナシン)に代表される抗コリン薬から、ベタニス(同ミラベグロン)をファーストインクラスとするβ3受容体作動薬への世代交代が進んでいる。β3受容体作動薬は現在ベタニスとベオーバ(同ビベグロン)の2製品あり、ベオーバはベタニスのような警告がなく、他剤との相互作用も少ないため市場の支持を集めている。2018年11月の発売後、メーカーの予測を大幅に上回る注文があり、20年5月には新規処方の差し控えや継続患者の代替処方の検討を依頼したほど。限定出荷は22年7月末まで続いた。そこで今回はベオーバの市場動向について、調剤レセプトや社保レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)で実際の処方動向を把握し、拡大推計して市場全体の処方実態...