田辺三菱 抗TNFα抗体レミケードでベーチェット病の適応追加を申請
公開日時 2014/10/31 03:50
田辺三菱は10月30日、抗ヒトTNFαモノクローナル抗体レミケード点滴静注(一般名:インフリキシマブ)について、腸管型ベーチェット病、神経型ベーチェット病、血管型ベーチェット病の適応追加を申請したと発表した。同薬はこの適応で希少疾病用医薬品に指定されている。
ベーチェット病は、再発と寛解を繰り返す全身性炎症性の自己免疫疾患。口腔粘膜や外陰部などの潰瘍や皮膚、眼症状が主症状で、腸管や神経、血管に症状が及ぶ場合もある。同社は国内治験を実施し、承認申請に至った。
レミケードは、2002年にクローン病の適応で発売され、その後、関節リウマチなど複数の適応を追加。2013年度売上は763億円で、同社の最主力品となっている。