てんかん治療最前線
公開日時 2014/09/30 00:00
発作ビデオ活用、誤診で埋もれた患者を掘り起こせ!脳波だけの診断では不十分確定診断が難しく、潜在患者の多さが指摘されているてんかん。有病率が約1%とありふれた疾患である一方で、その多様性から診断の難しさが指摘されている。ただ、早期診断、治療につなげることで、発作の消失、しいては通常の日常生活を送ることも可能になる。東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野の中里信和教授は、早期の確定診断の重要性を強調するひとり。プライマリケア医を含めたてんかん非専門医や患者家族など、幅広い疾患啓発が重要との考えを示す。そのための方策として、発作の様子を“見て学べる”ビデオを活用する活動もスタートさせた。同氏らの取り組みを、ユーシービージャパン・大塚製薬の共催で、9月5日に開催されたセミナーの内容から紹介する。(...