聞きたがるMR
公開日時 2014/08/30 00:00
有限会社オフィス・ミヤジン医薬コンサルティング部門千葉・柏リハビリテーション病院人工透析内科部長宮本研今月のポイント▼MRが営業用のタブレット端末を持ち運び、各種情報を本社が吸い上げることで、医師の詳細なデータベースが蓄積されつつある。▼情報吸引型の端末を利用する中で、医師の処方傾向を知りたい欲求にかられると、MRは活動の意義を見失う。▼顧客ニーズを探るために質問を投げかけるとき、MRは一方的に聞くのではなく、顧客への対案を同時に提示すべきだ。データベースに入力初代iPad発売から4年あまりで、製薬営業におけるタブレット端末の活用は、ありふれた手段となった。スマホを公私にわたって愛用するMRが増え、端末の操作ぶりが洗練され、見栄えが良く効率的なディテーリングが実現した・・・はずである。ところ...