IFPMA偽造薬と戦うキャンペーン オンライン薬局など11団体が新規参加
公開日時 2014/06/11 03:50
国際製薬団体連合会(IFPMA)が、医薬関係団体および公的機関などと共同で展開している「偽造医薬品と戦おう」(Fight the Fakes)キャンペーンに新たに11団体が参加する。団体は、オンライン薬局やジェネリック医薬品(GE)、医薬品卸、携帯電話ソフトウェア開発企業、消費者保護団体など。幅広い業界が参加することで、総合的な偽造医薬品対策へ期待がよせられている。IFPMAが6月6日、発表した。
参加団体は、安全なオンライン薬局連盟(ASOP)、EUにおける安全な薬局オンライン同盟(ASOP EU)、安全なインターネット薬局センター(CSIP)、欧州医薬品卸業協会(GIRP)、米ジェネリック医薬品協会(GPhA)、国際医薬品卸連盟(IFPW)、国際薬学生連盟(IPSF)、Mobillium(携帯電話ソフトウェア開発企業)、安全な医薬品パートナーシップ(PSM:消費者団体)、PSM India(インド消費者団体)、医薬品安全研究所(PSI)の11団体(機関)。
従来からの参加機関は、オランダマラリア基金(DMF)、国際看護師協議会(ICN)、国際製薬団体連合会(IFPMA)、国際偽造医薬品研究所(IRACM)、米国薬局方(USP)、世界心臓連盟(WHF)、世界医師会(WMA)など14団体。
新規に「偽造医薬品と戦おう」に参加した主な団体のコメントは以下。
GPhAのRalph G Neas CEO
患者と消費者の安全がGE業界の最優先課題だ。これが、GPhAが喜んで『偽造医薬品と戦おう』キャンペーンを支持する理由だ。粗悪医薬品や偽造医薬品によって晒されるリスクを制限するための規制者の能力を向上させるための医薬品追跡システムの近代化や電子ラベルのような対策を通してサプライチェーンの安全性を強化することは非常に重要なことだ。
IFPWのMark Parrish会長
医薬品卸業者は、『偽造医薬品と戦おう』の仲間になることに非常に興奮している。IFPWは、偽造医薬品の問題を非常に重大に受け止めており、偽造医薬品が究極的には救命のための治療を求める患者のもとに行かないように、診療所、薬局、医療センターや病院に行きわたらないように国際的サプライチェーンの安全を確保し続けるつもりだ。