帝人 フェブリク創製者の近藤フェロー「日本痛風・核酸代謝学会賞」受賞 民間研究者で初
公開日時 2014/02/21 03:50
帝人は2月20日、同社の世界戦略品である高尿酸血症・痛風治療薬フェブリク錠(一般名:フェブキソスタット)の創製者である帝人グループフェローの近藤史郎氏が「日本痛風・核酸代謝学会賞」を受賞したと発表した。同賞は日本痛風・核酸代謝学会が優れた研究業績を残した研究者に授与するもので、民間企業の研究者が受賞するのは初めて。
高尿酸血症・痛風は、世界的にも治療薬が少ない。そこに新しい治療選択肢を提供し、有効性や安全性検証の積み重ねの結果、優れた作用を見出して実用化に至ったこと、日本発の大型新薬として世界中に導出され、国内の医薬産業や基礎医学の発展に寄与している点を認め、受賞となったという。
同剤は、グループの帝人ファーマが世界戦略製品として大型化を期待している製品。米国・カナダ・欧州・韓国・日本など30カ国以上で販売を開始している。中国、インド、メキシコ、中東、北アフリカなど、世界各国において独占販売契約を締結している。日本では、2011年5月に発売。12年度売上は55億円、13年度は第3四半期現在で78億円売り上げている。