参天製薬 抗アレルギー点眼剤アレジオン点眼液0.05%を新発売
公開日時 2013/11/26 03:51
参天製薬は11月25日、アレルギー性結膜炎の治療に用いる点眼薬アレジオン点眼液 0.05%(一般名:エピナスチン塩酸塩)を同日に新発売したと発表した。ヒスタミンH1受容体拮抗作用と化学伝達物質の遊離抑制作用を併せ持つ抗アレルギー点眼剤で、アレルギー性結膜炎の主症状である眼そう痒感や結膜充血を抑制する。
同社はアレジオン点眼液 の特長として、 ▽スギ花粉抗原を用いた結膜抗原誘発試験で眼そう痒感や充血の優れた改善効果を示した▽ 長期の投与試験で眼局所・全身ともに重篤な副作用が認められていない▽涙液に近い液性を示す点眼剤―を挙げ、「より多くの治療選択肢を医療現場に提供でき、患者さんのQOLの向上に貢献できることを期待している」とコメントしている。
用法・用量は、1回1滴で朝、昼、夕方及び就寝前の1日4回点眼する。薬価は0.05%1mL 385.80円。中医協資料によると、ピーク時予測売上は59億円(投与患者数360万人)。
アレジオン点眼液 は参天が日本ベーリンガーインゲルハイム(BI)から導入し、アレルギー性結膜炎の治療薬として国内開発した。同成分の錠剤、ドライシロップはアレルギー性鼻炎などの適応症で日本BIから販売されている。