DPP-4阻害薬 シタグリプチンの処方シェア ジリジリ減少
公開日時 2013/11/30 00:00
ビルダグリプチンとリナグリプチン伸長3強時代に突入かいま日本の医薬品市場で最も激戦状態にあるのは、間違いなく経口血糖降下薬のDPP-4阻害薬である。糖尿病というマスマーケットの中で現在までに7成分8品目が上市され、凌ぎを削っている。2014年には新規機序の経口血糖降下薬であるSGLT-2阻害薬の上市も見込まれ、経口血糖降下薬市場は一層の競争市場となる見通しだ。そこでその投入のベースになる可能性もあるDPP-4阻害薬のシェア争奪戦のいまを追う。医療情報総合研究所(JMIRI)のWeb処方インサイトDynamicsによると、経口血糖降下薬のクラス別の患者数ベースシェア(併用は重複カウント)は13年9月時点でDPP-4阻害薬が60%、SU薬が41%、ビグアナイト薬(BG薬)が32%、α-グルコシダ...