病院の8割がMR訪問規制導入 編集部独自調査
公開日時 2013/11/13 03:54
ミクス編集部が全国156病院の薬剤部を対象にMRの訪問規制の実施状況を調査したところ、8割の施設で訪問規制を導入していることがわかった。訪問規制の内容は「訪問時間を規制」が79%で最も多く、続いて「院内の訪問エリアを規制」が54%。アポイント制も33%の病院で実施していた。
訪問規制を導入する理由としては、「利益相反の疑念を持たれる行動が一部にあったため」(680床、民間病院)「医局内への入室を守れないMRが出てくる」(530床、自治体病院)など、MRの行動、活動の内容を問題視するものが最も多く61件の自由コメントのうち17件を占めた。続いて、医師からの要望や医師の負荷を考慮した理由、業務への支障や対応が困難とする理由が8件みられた。
訪問規制を導入していない施設では「薬剤情報提供が活発に行われる方が良い」(300床、民間病院)とMR活動を評価する意見が寄せられ、訪問規制の導入施設でも「MRさん達のモラルが向上すれば規制は緩和しようと考えている」(180床、民間病院)とするコメントもみられた。
調査はミクス編集部が全国1500施設を対象に新薬の採用状況を調べた際に、訪問規制の実態についても回答してもらったもの。調査期間は7月19日~8月16日で、郵送で調査票を送り、156施設(回答率10.4%)から回答を得た。対象病院の属性は大学病院13施設、国立病院機構10、自治体病院44、準公的病院30、民間病院59となっている。
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