統合失調症 精神科系HPでSDA、MARTA多く
公開日時 2013/10/31 00:00
非定型抗精神病薬服用者の半数CNS系薬5成分以上併用近年、市場拡大している抗精神病薬が主な対象とするのは統合失調症だが、この病因はいまだ確定しておらず、脳内の基底核や中脳辺縁系で神経伝達物質のドパミンが過剰になり、妄想や幻覚などが発生するという説が根強く指摘されている。初期の抗精神病薬は、この仮説に基づき、ドパミンD2受容体に拮抗してドパミン過剰状態を抑制する薬剤がほとんどだった。これらは定型抗精神病薬と呼ばれ、フェノチアジン系、ブチロフェノン系、ベンザミド系などがある。しかし、定型抗精神病薬は幻覚などの陽性症状に一定の効果はあるものの、気分の落ち込みなどの陰性症状には効果が高くなかったのが実状である。ドパミンの過剰遮断による多動性障害の錐体外路症状なども問題視されてきた。このため近年は新た...