テバ製薬 後発品81製品の販売中止 安定供給面など考慮
公開日時 2013/10/17 03:51
テバ製薬は10月16日、国内で販売している後発品539製品のうち81製品の販売を中止すると発表した。販売中止製品は今後の安定供給面などを考慮して決めた。販売中止による製品供給への影響を抑えるため、原則として2014年3月末までの納入の要望に応えるほか、他社の代替候補品の情報提供も行う。
販売中止の理由は、「多品目の生産体制を継続することが困難であると判断したため」としている。販売中止品目の選定では、原薬確保を含めた安定供給面や、全体の生産効率などを考慮したという。
一方で、販売を継続する製品については、より一層の品質向上と安定供給体制の確立に向けた取り組みを行う。バイオシミラーなどの特殊な製品を除く自社販売製品の自社製造比率(テバ海外製造工場含む)を、現在の70%台後半から2018年末までに90%以上に引き上げるとともに、国内工場の生産能力を18年までに2倍に引き上げる。また、同社グループの原薬を最大限に活用して原薬の安定供給に努めるほか、既存製品や販売予定製品については順次、原薬のダブルソース化を目指すとしている。