協和発酵キリン 持続型G-CSF製剤を国内承認申請
公開日時 2013/06/28 05:01
協和発酵キリンは6月27日、抗がん剤の投与により菌などからの防衛を担う好中球が少なくなる発熱性好中球減少症に対する治療薬として持続型G-CSF製剤「KRN125」(一般名:ペグフィルグラスチム)を日本で承認申請したと発表した。現行のG-CSF製剤グランは連日投与であるのに対し、KRN125はがん化学療法の1サイクルに1回の投与で効果を発揮する工夫がされた薬剤。そのため、外来化学療法後の通院負担軽減が期待されるという。
体内での分解を抑えたり、体外への排泄を減らす「ペグ化」を施すことで効果を持続させることを可能にした。
同剤は、米アムジェン社が創製し、合弁会社キリン・アムジェン社から導入したもので、すでに世界105の国と地域で承認されている。