ヒュミラ皮下注 腸管型ベーチェット病の適応取得
公開日時 2013/05/29 05:00
アッヴィは5月24日、関節リウマチの治療などに用いるヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.8mL(一般名:アダリムマブ遺伝子組換え)の効能・効果に「腸管型ベーチェット病」を追加する承認を取得したと発表した。
ベーチェット病は全身性炎症性疾患で、国の特定疾患に指定され、その受給者は1万8000人。うち10~15%は腸管に潰瘍が併発し、腸管型ベーチェット病と呼ばれる。消化管出血や腸管の穿孔なども現れることがある。再発率も高い。治療薬としては、副腎皮質ステロイド薬などを対症療法として使用しているが、同剤の効果も期待されていた。16日付で承認された。ベーチェット病治療薬として初の生物学的製剤になる。