テルモ 新しいがん疼痛薬メサペイン錠発売 他の強オピオイドで治療困難患者向け
公開日時 2013/03/29 04:01
テルモは、新しいがん疼痛治療薬メサペイン錠5mg、同10mg(一般名:メサドン塩酸塩)を3月25日に発売したと発表した。他の強オピオイド鎮痛薬で治療困難な中等度から高度のがん疼痛に対する鎮痛に用いる。
同剤は、07年に厚労省の「未承認薬使用問題検討会議」で早期に開発されるべき薬剤と判断され、帝國製薬が開発。医療用麻薬製剤における同社との包括提携の一環で、販売はテルモが行う。
他の強オピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する。通常、成人に初回投与量1回5~15mgを1日3回経口投与する。
薬価(1錠)は5mg178.30円、10mg338.50円。販売予測は10年後のピーク時に投与患者数4万6000人、販売金額は6.7億円(薬価算定時の中医協提出資料)。