月1回製剤の強みはアドヒアランスだけ?骨粗鬆症薬ボノテオ/リカルボン、ESAミルセラ
公開日時 2013/01/30 00:00
近年、既存薬の服薬アドヒアランスの改善に向けた医薬品の上市が相次いでいる。こうした薬剤はキャッチコピーとして患者メリットが強調されることが多いものの、このメリットに対する処方医側の評価が必ずしも高くないこともしばしばある。前回から始まった発売後1~2年程度を経た新薬の臨床現場での評価を分析する本連載の第2回では、こうしたアドヒアランス改善を意図した新薬と、新規機序のアルツハイマー型認知症治療薬を取り上げる。~~~~~~~~~~~~~~~~処方増に積極的な医師ほど胃腸障害の軽減期待ボノテオ/リカルボン高齢社会の進展とともに女性を中心に増加しているといわれる骨粗鬆症。かつてはビタミンD3製剤が治療の主流だったが、1990年代後半から強力な骨吸収抑制作用を持つビスフォスフォネート(BP)製剤が登場...