【ミクス医薬ランキング:注目のデータ9】薬効別の薬剤料(内服薬)
公開日時 2013/01/24 04:00
医療・医薬品データをランキングにまとめたミクス増刊号「医薬ランキング」(2012年版9月25日発売)から、注目のデータを定期的に紹介するこのコーナー。第9回は保険薬局での調剤医療費おける薬効別の内服薬薬剤料です。関心の高い後発品(ジェネリック、GE)の薬剤料も示しました。
11年度の調剤医療費は6兆5133億円(前年度比7.9%増)で、その7割強の4兆8590億円を薬剤料が占める。医薬品市場の過半を超え、無視できない。そこで約4兆円に上る内服薬について、厚労省の「平成23(2011)年度版最近の調剤医療費(電算処理分)の動向」(電算処理分は調剤全体の99%)のデータを基にランキングした。
それによると薬効大分類別では、高血圧や高脂血症に用いる循環器官用薬が全体の1/4を占める1兆1367億円と最も高く、内訳で中分類を見ると血圧降下剤が過半。循環器官用薬に次いで多いのが中枢神経系用薬(6121億円)で精神神経用剤が1/3を占める。中枢神経系用薬の次がその他の代謝性医薬品(4633億円)で、約4割が糖尿病用剤。
同じくGEでは、循環器官用薬(929億円、薬剤料シェア8.2%)で、内訳では血管拡張剤が最も多い。循環器官用薬に次いで多いのが消化器官用薬(734億円、同18.4%)で、内訳は消化性潰瘍剤が7割を占める。消化器官用薬の次がその他の代謝性医薬品(377億円、同8.1%)で、糖尿病用剤が5割近くを上る。
(下記グラフは、掲載データのごく一部です)
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