アステラスとUMN 細胞培養季節性インフルワクチン フェーズ3治験薬接種完了
公開日時 2012/12/12 04:01
アステラス製薬はUMNファーマは12月11日、細胞培養による季節性インフルエンザワクチン「ASP7374」のフェーズ3で被験者全員への治験薬の接種が完了したと発表した。1020人を対象に、国内で既に承認されている鶏卵ワクチンと効果や安全性を比較し、劣っていないことを検証する。15年3月までの実用化を目指す。
このワクチンは異なる3種類の抗原からなる季節性インフルエンザHAワクチン細胞培養ワクチンは、これまでの鶏卵を使用した製造法に比べ、半分程度の数カ月内の製造が可能になるといわれる。米国では同ワクチンは承認審査中。
なお、細胞培養のH5N1ワクチン「ASP7373」は並行して開発が進められている。