アルツハイマー型認知症治療薬市場
公開日時 2012/10/30 00:00
アリセプトの新患処方5割を下回る新薬やGEの影響厳しくアルツハイマー型認知症(AD)治療薬は長らくドネペジル(先発品名・アリセプト、エーザイ)の独占市場だったが、2011年3月に約11年ぶりの新薬となるガランタミン(先発品名・レミニール、武田薬品/ヤンセン)が発売され、同年中にメマンチン(先発品名・メマリー、第一三共)、経皮吸収型のリバスチグミン(先発品名・イクセロン/リバスタッチ、ノバルティス/小野薬品)と次々に新薬が登場。さらに同年11月にはドネペジルの後発品も上市された。現在までにアリセプト後に発売されたすべての新薬は長期処方制限も解除されている。そこで医療情報総合研究所(JMIRI)の処方情報データベースを参照すると、12年8月単月の患者数ベースのシェアは、ドネペジル先発品67%、メ...