エーザイと参天がオプション契約 エーザイ化合物を参天が眼科応用可能か優先評価
公開日時 2012/09/26 04:01
エーザイと参天製薬は9月25日、エーザイが保有する化合物について、参天が眼科領域に応用できるかどうかを優先的に評価・交渉できるオプション契約を同日付で締結したと発表した。エーザイは参天から契約一時金を受け取る。
同契約によって眼科応用できそうな化合物が見出された場合、改めてライセンス契約を締結する。参天は開発パイプラインの充実と開発スピードのアップが期待でき、エーザイは化合物の価値最大化とロイヤルティ収入が期待できる。
眼科領域では、眼科用薬以外の全身薬を眼科用薬に転用・応用するケースが少なくない。例えば最近では、胃粘膜保護薬「ムコスタ」がドライアイ治療薬「ムコスタ点眼液」として今年1月に新発売された。参天は、「眼科領域では、これまで眼への転用、応用があまり考えられなかったことが、少しずつ増えている」とし、「今回のオプション契約はいろいろな可能性がある」とコメントしている。