日本製薬 ESポリタミン配合顆粒の製造販売承認 味の素製薬に承継 9月1日付
公開日時 2012/08/01 04:00
味の素製薬と日本製薬は7月31日、日本製薬が手掛けている必須アミノ酸製剤「ESポリタミン配合顆粒」について、9月1日付で味の素製薬が製造販売承認を承継し、同社が販売することで合意したと発表した。同剤は日本製薬の自社開発品だが、日本製薬は▽自社大阪工場での顆粒分包が同剤ひとつになった▽主力の血漿分画製剤などにリソースを集中させたい――として、味の素製薬に承継することにした。味の素製薬にとっては、強みの臨床栄養の製品ラインナップの拡充につながるメリットがある。
「ESポリタミン配合顆粒」は、混合アミノ酸製剤に分類される必須アミノ酸製剤。9種類の必須アミノ酸に、非必須アミノ酸としてL-アルギニン塩酸塩、グリシンを配合している。1967年8月の発売以来、「低蛋白血症、低栄養状態、手術前後の状態時におけるアミノ酸補給」を効能・効果としている。