鶴岡発 生活習慣病の予防法確立でコホート研究 住民1万人を対象に「鶴岡みらい健康調査」
公開日時 2012/07/30 00:00
メタボローム解析を用いた新規バイオマーカーの確立へ慶應義塾大学が主導し、35~74歳の約10,000人を対象に25年間フォローするコホート研究「鶴岡みらい健康調査」が2012年4月、山形県鶴岡市でスタートした。質量分析法を応用した様々な手法で低分子の代謝産物を網羅的に解析する「メタボローム解析技術」を取り入れた世界初のコホート調査。メタボローム解析技術の新規性・独自性を生かしつつ、日本多施設共同コホート研究であるJ-MICCスタディ(愛知県、2005年スタート)や山形大学の分子疫学コホート研究(2010年スタート)などの他の研究とも連携し、より大きな成果を目指す。新規バイオマーカーの特定や疾患リスクのスクリーニングといった将来的な医療への応用に向けて、大きな一歩を踏み出した。ゴールは「エビデ...