コミュニケーションのレヴェルは文章力に規定されるという事実
公開日時 2012/04/26 00:00
イーピーエス株式会社榎戸誠「まずい原文」と「その改善例」企画書、報告書、手紙、メール等々、MRが文章を書く機会は、意外と多い。文章力のないMRと、若い時から文章作成能力が身に付いているMRとでは、将来、大きな差がついてしまうことだろう。『伝わる!文章力が身につく本ーーできる人は文章も上手い!』(小笠原信之著、高橋書店)が長期に亘りベストセラーにランクされているのには、それだけの理由──3つの理由──がある。第1は、なかなか手の届かないような高い目標を掲げていないこと。実用文は、筆者の伝えたいことが相手に正確に伝わればいいと割り切っている。第2は、ステップを踏んできちんと学べば文章力は確実にアップするという信念が貫かれていること。この思いは、著者のジャーナリスト、文章講座講師としての長い経験に...