東日本大震災を契機にみえたMRの使命 PART1 災害医療現場で支援チームにMRが貢献
公開日時 2012/03/29 00:00
東日本大震災発災直後、多くの製薬企業が被災地でのMRの情報提供業務を見合わせた。このような中にあって、臨床現場ではMRの使命を問う声も数多く聞かれた。では、MRの担う使命とは何か。東日本大震災から一年が経過したいま、改めて問いたい。本企画では、2号連続で、製薬企業でのMR経験も持つ、ふくろうメディカル代表(B-MAT)の水八寿裕氏と、杏林大学医学部付属病院薬剤部医薬品情報室の若林進氏に、お話を伺った。(望月英梨)――震災当時のことを振り返っていただけますか?若林氏病院の医薬品情報(DI)室にいました。MRさんの訪問時間が14~15時なので、ちょうどMRさんと面会していた時間です。本棚から本が飛び出してきそうだったので、それを支えながら、廊下に通じるドアを開けて…院内の震災時のマニュアルに従っ...