日欧流通セミナー:メーカーの欧州流通改革を考える
公開日時 2012/03/29 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●欧流通コンサル招き、内外8社が直販・卸絞込み潮流を議論●問われる日本卸のMS機能、価格形成力、流通フィー新薬価が告示された。流通改革が一向に進展せず、新薬創出加算制度試行下でも改まらない総価取引、シェア争いで利益喪失の卸。日本の医薬品流通にはメーカーのストレスも高まり、欧州の潮流であるメーカー直販、取引卸絞込みへの関心も高まる。サプライチェーンロジスティクス研究会では、昨年11月、英国人で医薬品流通・開発コンサルのマッカーサー氏来日を期して「マッカーサー氏と語る日欧の医薬品流通の変化と課題」とのセミナーを開催した。出席者の問題意識は鮮明で、プレゼンの最後は全員参加の議論になだれ込んだ。新薬創出加算の第2ラウンドが始まる今、新たな角度から日本の流通...