第35回日本てんかん外科学会
公開日時 2012/02/28 00:00
VNS、新規抗てんかん薬の登場で変わる外科治療脳神経外科医の役割で議論も第35回日本てんかん外科学会(会長:川合謙介・東京大学大学院医学系研究科脳神経外科准教授)が1月19~20日の2日間、東京ステーションコンファレンスで開催された。今回のメインテーマは「日本発のエビデンス創成へ向けて」。このメインテーマを軸に、国内で導入されて間もない迷走神経刺激療法の臨床成績、共同研究体制構築に向けた取り組みなどのシンポジウムなどが開催された。その一部を報告する。(ジャーナリスト・村上和巳)VNSの治療成績海外と同等順天堂大学の治療成績から迷走神経刺激療法(VNS)の対象となるてんかん患者への治療効果は、海外からの従来の報告と同等の効果が得られることが分かった。ただし、小児や老人での有効率向上では課題が残...