薬価改定-6.0%・乖離率-8.4% 新薬創出等加算は試行継続
公開日時 2012/01/30 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●診療報酬本体+1.38%・全体+0.004%、実質はマイナスとの見方●薬効群格差拡大・ブロックバスター下降、先発薬0.9%追加引下げ4月からの診療報酬に関し厚労省と財務省は12月21日夜、藤村修官房長官を交えた4回目の折衝で、0.004%のプラス改定で合意した。9月の薬価調査の結果、乖離率は前回と同様8.4%と判明、薬価切下げは6.0%となり、薬価改定分の5500億円が本体部分に注入された。新薬創出等加算は12月上旬に試行継続が決まったが、ブロックバスターの成人病薬群が10%を超す乖離があったのに対し、注射薬の抗腫瘍薬は5%台の乖離に収まるなど、薬効群別格差は拡大した。新薬創出等加算の第1ラウンドは機能し始めたとみられる。前回2.2%だった長期収...