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Meiji Seikaファルマ PDE5阻害薬ウデナフィルを導入 前立腺肥大症用薬で開発

公開日時 2011/12/20 04:01

Meiji Seikaファルマは12月19日、韓国の東亞製薬が創製した5型ホスホジエステラーゼ(PDE5)阻害薬ウデナフィルの日本における独占開発・販売権を取得したと発表した。ウデナフィルは韓国やロシアなど世界数か国でED治療薬として販売され、米国ではED治療薬に加えて前立腺肥大症治療薬として開発されている。Meijiは日本で、市場環境から前立腺肥大症治療薬として2012年から開発に着手する。

前立腺肥大症は加齢に伴って前立腺が肥大化して尿道が圧迫され、残尿感、尿意切迫感、頻尿などの排尿障害がみられる疾患。日本では高齢化に伴って今後も患者数は増加するとみられている。日本での主な治療薬はα1遮断薬や5α還元酵素阻害薬で、PDE5阻害薬は上市されていない。Meijiは今後の患者増の見込みと、作用機序の異なる治療薬を開発・上市することで、競争力ある治療薬を提供できると判断した。

ウデナフィルはPDE5阻害作用によって肥大化した前立腺の緊張を和らげることで症状を緩和する薬剤。Meijiは、「副作用の少ない前立腺肥大症への新たな治療選択肢として、日常生活の質の向上を提供できるものと期待されている」としている。

東亞製薬は1932年に設立された韓国最大の医薬品メーカー。循環器系や消化器系疾患に対する治療薬を販売している。バイオ後続品を含むバイオテクノロジー応用医薬品の研究・開発、商業化も手掛けており、Meijiとは11年9月にバイオ後続品に関する戦略的包括契約を締結している。

 

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