乳児持つ母親 生ポリオワクチンに強い不安 3割未接種
公開日時 2011/11/18 04:01
「子育てを行っていくうえで、いま心配・不安なことは生ポリオワクチンの安全性」――。ベネッセコーポレーションが運営する女性口コミサイト「ウィメンズパーク」が会員向けに行ったアンケート調査では、「原発事故の影響」や「子供の発育」に並んで、生ポリオワクチンへの安全性を不安視する声が挙げられていることが分った。
調査は1歳未満の子供を持つ母親(有効回答数1001人)に対し行われたもので、「生ポリオワクチンの安全性」を最大の関心事と答えた母親は14.4%(477人)で、「子供の発達」(21.5%、453人)、「原発事故」(21.2%、440人)に次ぐ3位。
生ポリオワクチンの問題を心配事のひとつとして挙げた母親のうち、21.1%が「ワクチン接種を受けることを依然迷っている」、18.9%が「この秋の定期接種を見送る判断をした」、11.1%が「不活化ワクチンを自己負担で接種した」と回答。
一方、厚労省が不活化ワクチンの導入時期について「早くても2012年度の終わり頃」または「2012年度中」と公表しているが、この導入時期について正しく理解していたのは440人のうち4人に1人(24.5%)のみだった。