Xarelto承認 Pradaxaとのマーケティング戦争に火をつける
公開日時 2011/11/14 04:00
バイエル/ジョンソン・エンド・ジョンソンの経口第Xa因子阻害剤Xarelto(rivaroxaban)が11月4日、FDAから非弁膜性心房細動による脳卒中発症抑制の適応を取得したことで、ベーリンガーインゲルハイムの経口直接トロンビン阻害剤Pradaxa(dabigatran)とのマーケティング戦争に火が付きそうだ。Rivaroxabanは、FDA心血管・腎臓薬諮問委員会(CRDAC)から、患者への使用制限を付けるよう勧告されたことやFDAの審査官が有効性・安全性に懸念を示していたことなどがあったが、何の条件も付かなかった。両剤を比較すると、dabigatranは、ワルファリンに対して臨床試験で優位性を示したが、rivaroxabanは、ワルファリンには非劣性を示したのみだ。だが、ワルファリン...