降圧療法 高血圧と診断されない人でも心血管リスク減少効果示す
公開日時 2011/03/25 03:00
心血管疾患歴があるものの、臨床的な定義では高血圧とは診断されない(収縮期血圧140mmHg/拡張期血圧90mmHg以上を満たさない)人に対し、2次予防を目的とした降圧治療の効果を、25試験のメタ解析で検討した。
対照群と比べ、降圧剤を与えられた被験者群は、総合相対リスクが脳卒中で0.77(95%CI:0.61 ~ 0.98)、心筋梗塞0.80(0.69 ~ 0.93)、うっ血性心不全0.71(0.65 - 0.77)、複合心血管疾患イベント0.85(0.80 - 0.90)、心血管死0.83(0.69 - 0.99)、全死亡0.87(0.80 - 0.95)と、リスクの低減がみられた。
(JAMA. 2011;305(9):913-922. doi: 10.1001/jama.2011.250 )