大塚製薬の抗精神病薬ABILIFY 米で双極1型障害維持療法の補助療法の追加承認
公開日時 2011/02/21 04:01
大塚製薬は2月18日、抗精神病薬ABILIFY(一般名:アリピプラゾール、日本名エビリファイ)について、米国で「双極1型障害の維持療法におけるリチウムあるいはバルプロ酸への補助療法」を効能に追加する承認を取得したと発表した。
米国では、すでに単剤での双極1型障害による躁状態または混合型症状の急性期治療、同障害での維持療法の承認を取得。08年には混合型症状の急性期治療におけるリチウム、バルプロ酸への補助療法の効能の承認を受けている。
日本では、双極性障害においては「躁症状の改善」の効能追加申請を1月に行っている。日本でのリチウムあるいはバルプロ酸への補助療法の追加申請についてはコメントしていない。
同剤は世界で3745億円(09年度実績)を売り上げる大塚の主力製品。米国での売上高は3056億円、日本では187億円に上る。