EudraGMPへのアクセス 欧州経済領域に拡大
公開日時 2011/02/16 04:00
欧州医薬品庁(EMA)は、2月7日、EudraGMPデータベースを更新、EU(欧州連合)を含めた欧州経済領域(EEA)の全ての国からアクセスが可能になったと発表した。
EudraGMPデータベースは、欧州における医薬品・動物薬に関する製造・輸入承認状況、GMP認証状況、GMP査察結果などの情報をデータベースとして提供、2007年5月から運用を開始した。
今回、内容の更新を図るのと同時に、EU以外のアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーの関連情報も追加、また、同諸国からもアクセスできるようにした。今回の更新では、▽規制当局と業界の情報共有の改善、▽欧州各国規制当局間の製造承認や認証に関する活動の調整、▽紙による申請書提出の廃止、▽EUにおけるGMP査察の結果について世界中での共有化の促進――を図った。
データベースの情報は各国規制当局により継続的に更新されているが、EMAでは、EudraGMPにおける毎年約3000件の新規認証が取り込まれているという。