本紙開業医調査 新薬創出加算品目の価格水準「高くなった」28.0%
公開日時 2010/10/08 04:02
ミクス編集部は医薬品の価格交渉を行っている開業医に、4月に試行導入された新薬創出加算品目の価格水準などを聞いた。その結果、28.0%の医師が「高くなった」との印象を持っていることが分かった。同加算の妥結水準についても20.0%の医師が「高くなった」との印象を回答した。
調査はミクス編集部が調査会社エム・シー・アイの協力を得て8月2~5日にインターネットを通じて行ったもの。調査では医薬品購入をめぐる取引形態、価格提示、妥結状況などについての印象を聞いた。調査対象は開業医200人、うち新薬創出加算の質問項目については107人から回答を得た。
◎取引形態やMR・MSの役割は変化なし
新薬創出加算の導入で医薬品卸との取引形態やMR、MSの役割については、ほとんど変化が見られないとの回答がともに9割を超えた。だが、新薬創出加算品目の価格提示については、「高くなった」、「同じくらい」とする回答がともに28.0%を占めた。地域別にみると、東海で50.0%、中国・四国で45.5%と、ともに高率となっている。
妥結水準については、「高くなった」が20.6%、「同じくらい」が31.8%となった。地域別にみると、価格水準が高くなったと回答した東海が37.5%となっていた。
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