ジェンザイムのHenriCEO 買収価格69ドルに不満 海外メディア報道
公開日時 2010/09/03 04:00
米ジェンザイムのHenri Termeer CEOは、米メディアとのインタビューで仏サノフィ・アベンティスからの買収提案について、1株当たり69ドルの提示価格に不満であることを明らかにした。米ロイータズ通信、米紙「ボストングローブ」などが1日伝えた。
TermeerCEOは、69ドルでは同社を売却しないと明言、ジェンザイム取締役会が今回の買収提案を満場一致で拒否したことに満足しているとの考えを示した一方で、「(会社の)適正な価値が認識されるなら会社を売却することにはオープンだ」と話した。 さらに、一般論として、ジェンザイムの価値が適正に評価されるなら、買収は成功裏に行われると繰り返した。
◎敵対的買収を否定
同CEOは、交渉が長引いた場合の敵対的買収の可能性については、「将来の価値(向上)の観点から相互を必要としている」ために、「敵対的状況が起こるとは考えられない」と敵対的買収を否定した。