武田薬品 ピロリ二次除菌用組合せ製剤「ランピオンパック」の承認取得
公開日時 2010/07/20 04:02
武田薬品は7月16日、ヘリコバクター・ピロリ二次除菌用組み合わせ製剤「ランピオンパック」の製造販売承認を取得したと発表した。同剤は、同社のランソプラゾール(製品名=以下同、タケプロンカプセル30)とアモキシシリン水和物(同アモリンカプセル250)に、塩野義製薬から仕入れたメトロニダゾール(同フラジール内服錠250mg)の1日服用分を1シートにまとめたもの。同社は、用法・用量を遵守しやすく、より確実な除菌効果が期待できるとしている。薬価収載は11月の予定。
ヘリコバクター・ピロリ除菌療法は、ランソプラゾールなどのプロトンポンプ阻害薬にアモキシシリン水和物、クラリスロマイシンの3剤併用で一次除菌する。一次除菌法不成功の場合は、クラリスロマイシンをメトロニダゾールに変更した3剤併用で二次除菌する。武田薬品は、クラリスロマイシンを大正富山医薬品から仕入れた上で、一次除菌用組み合わせ製剤「ランサップ」を販売している。このような組み合わせ製剤は同社だけで、今回の二次除菌用組み合わせ製剤「ランピオンパック」は、その第2弾になる。同社は、「国内のヘリコバクター・ピロリ除菌治療により一層貢献できる」とコメントしている。