脱・最悪決算は 灰色 粗利横這いも、コスト減で営業利益微増
公開日時 2010/06/29 00:00
◎復調トップは東邦・連結営業利益1%超、スズケンは本業で苦戦◎スズケン・東邦調剤事業600億円前後に、調剤チェーン4位相当サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児10年3月期は前年の史上最悪決算からの脱出が注目されたが、前年の価格水準を引きずり結果は灰色だった。粗利率は前年よりさらに0.06%下げ、最悪記録を更新、販管費率を0.26%下げ営業利益率はかろうじて0.20%増となった。4年毎の価格下落傾向は勢いを増しており、今回の新薬加算という薬価制度改革を伴う薬価改定がジンクス通り安定価格で決着するのか、改定都度価格下落に変化するのか、予断を許さない。健闘したのは東邦HDで、営業利益率は連結で唯一1.09%に回復、医薬品卸事業でも0.89%と、他社に水をあけた。目立つのはスズケン・東邦HD...