武田薬品 透析治療に伴う貧血治療薬の国内フェーズ3開始
公開日時 2010/02/19 04:01
武田薬品は2月18日、米国のアフィマックス社から導入し、透析治療に伴う貧血治療薬として開発を進めている合成ペプチド製剤ヘマタイドの国内フェーズ3を開始したと発表した。4週間に1回投与が特徴。11年度中の承認申請を目指す。
透析導入前と透析中それぞれの慢性腎臓病患者を対象にエリスロポエチン製剤を対照薬に有効性、安全性を比較する。約350人を対象に、24週投与する。主要評価項目は「平均ヘモグロビン濃度の変化量」。
同剤は、赤血球産生を促進するホルモンのエリスロポエチンの受容体に作用する合成ペプチド。欧米でも慢性人疾患に伴う貧血治療薬としてアフィマックス社が開発を進めている。米国では10年後半に承認申請を予定、欧州での計画は開示していない。販売は、米国ではアフィマックス社と共同で行い、欧州では単独で行うという。