「エスタブリッシュ製品」を根付かせ、医療へのさらなる貢献目指す
公開日時 2010/01/28 00:00
新薬メーカーのファイザー日本法人が、組織を事業部制(ビジネスユニット制)に改め、その中に特許切れ製品(長期収載品)とジェネリック(GE)を扱う「エスタブリッシュ製品事業部門」を立ち上げた。GE市場への参入がクローズアップされて報道されたが、ロングセラー製品として広く使われ続けている長期収載品も含め、販売に力を入れる。すでに09年1月から米本社はスタートさせている。背景には、伸び盛りの新興国、医療費抑制策をとる先進国の両市場ともに、安価な製品に対する需要が高まるとの判断がある。今回のファイザーの動きは、日本の医薬品市場、製薬企業の行動に影響を及ぼすことになるのではないか、ということで、事業の責任者である松森浩士取締役執行役員を迎えた。武藤正樹日本ジェネリック医薬品学会代表理事松森浩士ファイザー...