「それでよいのか、バーチャルMR」
公開日時 2009/11/23 04:00
千葉愛友会記念病院腎臓内科部長オフィス・ミヤジン専務取締役宮本研ところで、これまで数名のMR君担当者とメールをした経験がある私としては、現場MRの研修に一部関わっていることもあって、文面を配信する側なりの葛藤も感じるのです。人間と対面している場合には、瞬時の反応や言葉遣いによって会話内容を変化させられますし、MRが欲する情報ニーズについても相手へ直接質問するという手段が選べる。けれども、実在しているのにネット上ではバーチャルな存在である彼女たちは、共同でコンテンツ作りをしているグループの“顔”としての役割を演じ続けるわけで、そのイメージを離れて強い個性を発揮することは難しくなります。その意味でバーチャルMRならではの中立性を維持できる反面、個人としての存在感を抑制することが求められます。しか...