●統合撤回・過去最悪決算・MS2万人割れ…卸経営モデルに危機●卸連新会長・卸新体制・政権交代…薬価切下財源に新制度始動か短い1年ではあったが、変化山盛りの1年でもあった。年始の事件はメディ・パルHDとアルフレッサHDの統合白紙撤回だったが、はるか昔の出来事にも思える。中途半端な流通改革、最悪決算による粗利急減の中、卸連では別所新会長が誕生したが、6月にはMS数は2万人を切った。日本型卸経営モデルの危機が迫るが、卸連は理論武装し反攻に出るという。9月には民主党政権が誕生、マニュフェストに沿う医療再建も始動、中医協委員の日医枠はあっさりと消えた。年末には大幅な新薬価引下げが判明、新薬価制度の前倒し実施が見えてきた。流通改革の真価が問われる新年だ。1.大統合撤回し再編仕切り直し注目は葦の会、結集か...