中医協支払い側委員 「イノベーションの評価を」意見書で求める
公開日時 2009/11/26 04:01
中医協の支払い側委員が11月25日の総会に提出した10年度診療報酬改定に関する意見書に、ジェネリック(GE)のさらなる使用促進と併せ「イノベーションの評価も考慮をした薬価」も図っていく必要があるとの考えが盛り込まれた。
趣旨について白川修二委員(健保連常務理事)は中医協終了後、本誌に「薬価は下げろ下げろの大合唱だが、新薬(の創出)や未承認薬の問題などもあり、そのへんにも力を入れてもらわなければ」と語った。ただし、日薬連が提案している薬価維持特例を柱とした新薬価制度案を念頭に置いたものではないとし、新薬価制度案に対しては改めて支払い側として意見を表明したいとした。(写真=左から2番目が白川委員)