病院システムとの連携やサービス拡大で地位を構築2007～2008年にかけて米国で大きく成長したリテールクリニック。このところの景気低迷で拡大スピードは衰え、不採算オペレーターは市場撤退を余儀なくされているが、病院システムとの連携やサービス拡大といった戦略で、着々と医療業界での地位を築いている。何より、利便性に基づく利用者の満足度の高さが、このビジネスモデルを支える大きな機動力となっている。◎予約なし、待ち時間15分リテールクリニックがその存在を顕にしたのは、CVSCaremarkが2006年7月にMinuteClinicを買収してからだ。当時83ヶ所だった拠点は、2007年一気に増加し、その急速な展開振りに各種メディアの注目を集めたため、ご存知の方も多いだろう。現在では500ヶ所にまで増えて...