ASCO 2009年次集会 がん医療の進展が医療費軽減に
公開日時 2009/06/02 04:00
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の第45回年次集会が、5月29~6月2日の日程で米国フロリダ州オーランドのOrangeCountyConventionCenterにおいて開催されている。世界100ヵ国以上から3万3000人が出席し、がん医療の最新トピックスやエビデンスをめぐり活発な意見交換が行われている。今年のテーマは“PersonalizingCancerCare”。その実現は、患者個々のベネフィットと同時に、最新のエビデンスを加味したがん医療の進歩が社会全体の負担軽減にも大きく貢献する。OpeningPressConferenceでは、「40%を占めるK-ras変異を有する大腸がん患者への無用な抗EGFR治療を避けることで、6億ドルの医療費削減につながる」との具体例が示され、今学会のテーマの...