ノバルティス 直接的レニン阻害剤、2型糖尿病で腎保護作用示す
公開日時 2008/06/08 23:00
ノバルティスファーマは6月6日、直接的レニン阻害剤アリスキレンが高血圧
と腎障害を合併した2型糖尿病患者で腎保護作用を示すことを証明したと発表
した。試験結果はニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン誌に
掲載された。
AVOID試験の結果によると、ARBロサルタンにアリスキレンを追加併用すること
で、高血圧と腎障害を合併している2型糖尿病の患者の尿中アルブミンを20%
減少させた。尿中アルブミンの減少は心血管イベントの減少や腎障害の進展抑
制に関連しており、高血圧と腎障害を合併した2型糖尿病患者の慢性腎不全の
リスクを減少させることが可能という。