安全性情報 アルテプラーゼ、大動脈解離悪化・大動脈瘤破裂で8人死亡
公開日時 2007/08/30 23:00
厚生労働省は8月31日、医薬品・医療機器等安全性情報(No.239)を公表した。
7月6日に添付文書改訂を指示した医薬品の改訂根拠となった症例の概要を掲
載した。血栓溶解剤アルテプラーゼ(協和発酵のアクチバシン、三菱ウェルフ
ァーマのグルトパ)は、05年10月(虚血性脳血管障害急性期の効能追加)から
07年5月31日までに胸部大動脈解離の悪化、胸部大動脈瘤破裂の副作用報告が
8例(死亡8例)あった。70代男性と女性の副作用により死亡に至った経過を
掲載。
持続性がん疼痛治療剤の塩酸オキシコドン(塩野義製薬のオキシコンチン、オ
キノーム)は、直近3年間(04年4月1日~07年5月18日)で、肝機能障害の
副作用報告が7例(うち死亡1例)。カルバペネム系抗生物質メロペネム三水
和物(大日本住友製薬のメロペン)は、直近3年間(04年4月1日~07年5月
9日)で、劇症肝炎の副作用報告が3例(うち死亡1例)だった。