厚労省 今年度から後発品薬価収載を年2回に
公開日時 2007/04/18 23:00
厚生労働省は現行年1回の後発品薬価収載を07年度から年2回にすることを決
めた。「より速やかに医療現場に提供することにより、さらなる使用促進を図
る」のが狙い。4月18日の中医協総会で了解を得た。中医協委員から先発品と
同じ年4回とする提案があったが、「当面2回とし、その経験を踏まえ検討す
る」と応じた。
3年前に製薬協と医薬協が日薬連の仲介で、先発品データ保護期間8年とパッ
ケージで後発品の年2回収載実現を求めていくことで合意。
今年に入り、厚労省が実質的に先発品データ保護期間として機能する再審査期
間を6年から8年に延長したことから、後発品の年2回収載実現のタイミング
が注目されていた。
また厚労省は同日の中医協診療報酬改定検証部会に、06年度に続き今年度も後
発品の使用状況調査を実施することを報告した。保険薬局に加え、医療機関も
調査対象とする。